猫3匹との生活にかかるお金はどれくらい?【多頭飼育】

我が家は、アメリカンショートヘア(♂6歳)、スコティッシュホールド(♀4歳)、ラグドール(♂2歳)の3匹と生活をしている。普通であればペットを飼うと表現するところだが、あえて猫との生活という表現を用いている。

「飼う」とは、動物にえさをやったり、世話して養うという意味で使われる。確かにその通りであるが、一緒に生活することで得られる癒しであったり、新しい発見、芽生える感情は何にも変え難いものである。猫はそれらを提供する代わりに人間に飼われてやっているのだ。つまり、win-winな関係なのである。

私の感覚では飼主が上で、飼われる側は下という印象がある。特に犬の場合は主従関係をはっきりさせておく必要があると聞くが、猫の場合はそれの必要性が低いと思う。また、家族の中でカーストをつける必要はないので、やはり我が家では飼うではなく猫との生活という表現がしっくりくる。

読んでくれた人が我が家の経験・実情を知って、猫3匹と生活するイメージが湧けば何よりである。

猫3匹のトイレ事情

一般的には猫を飼育する場合、頭数+1のトイレを用意する。というのが一般的な情報である。猫は汚いところでは、トイレをしたがらない。また、他の猫の臭いが付いていると、そのトイレを嫌うこともあるそうだ。

トイレでしたくないということは、粗相の原因のもなるし、おしっこを我慢して膀胱炎になるリスクが高くなる。猫は膀胱炎などの下部尿路疾患になりやすい。

我が家の場合

我が家でも+1のトイレを用意していた時期もあったが、猫達の気まぐれなブームによって全然使用されないトイレが出たため、3年前くらい前からはトイレ=頭数にしている。

オープンタイプが1つと屋根付きが2つをリビングに設置している。静かで落ち着ける場所というわけではないが、猫たちが粗相をする事はほとんどない。(別の理由で粗相はする)

どちらもシステムトイレと呼ばれるもので、おしっこはシートに吸収させて、猫砂でうんちを消臭・回収するものだ。猫砂のみのタイプも使用した事があるが、おしっこで固まった砂が完全に除去することが難しく、臭いがキツイのでシステムトイレに変えた。

1ヶ月分の猫砂とトイレシート

  • 猫砂 4L        1200
  • おしっこシート 99枚 1200

臭いが気になる人は、もっと小まめに猫砂を変えると思うが、4Lあれば十分だろう。シートは1日に各トイレで一回(計3枚)変えれば、臭いは気にならない。商品については、別の記事で紹介する予定だ。猫砂のみに比べると割高になるかもしれないが、部屋に臭いが充満するよりはよっぽどいい。

猫3匹のエサについて

子猫がいた時は子猫だけに栄養価の高いものを食べさせていたが、成猫になってからは3匹で同じエサを食べている。

アメリカショートヘアが膀胱炎と結石を発症したことがあり、通院している時期があった。そこで出された療養食を今も継続して食べている。他の健康な猫についても、療養食を食べても問題とのこと。

発症以前はパウチとドライを混ぜて食べさせていたが、現在は療養食のみである。少し可哀想な気もするが、パウチと混ぜたエサに戻したら結石を再発したので健康を優先してドライのみにしている。たまにあげるチャオチュールとマタタビを嗜好品としている。

チャオチュールの袋を見せただけで、3匹がすっ飛んでくるのがとても可愛い。それだけ飢えているのか…。

1ヶ月のエサ代

  • 6キロ   9000円
  • 嗜好品   500円

エサは基本的にAmazonで購入している。ホームセンターやペットショップよりも割安だ。もっと安いエサもあるが、猫の体に合っていないようなので、泣く泣くこれを買っている・・・・。

ホームセンター等で激安のエサを買っている人を見ると、丈夫な猫を飼っているんだな~と少し羨ましく思います。それでも、我が家の猫が一番可愛いんですけどね!

最後に…

トイレやエサ代の他に予防接種が年に一回1匹5000円程度かかる。それを加味して計算すると…

       1ヶ月115年
トイレ類2,400円28,800円420,000円
エサ類9,500円114,000円1,710,000円
予防接種1,250円15,000円225000円
合計 13,150円  157,800円 2,355,000円
注)予防接種は月割にして表示                 

我が家では猫3匹と生活するのに、1ヶ月で13150円かかっている。猫の平均寿命は15年程度なので、それで単純に計算すると3匹で235万円もかかる計算になる。もっとも、この計算にはその他の消耗品(エサ箱やおもちゃ、キャットタワーの買い替え)、病気になった場合の治療費を含んでいない。

合わせて、家を数日間空ける場合に利用するペットホテルやペットシッターの費用もバカにならない金額だ。それらの雑費・医療費を考慮すると、生涯必要になる費用は300万円くらいになり、おおよそ平均通りになりそうだ。

一般社団法人ペットフード協会による平成30年の全国犬猫飼育実態調査では、1か月あたりの猫の飼育にかかる支出額の平均は5,826円、生涯必要となる費用は1,081,702円。(完全室内飼育・平均寿命を15.97歳として算出)

https://petfood.or.jp/data/chart2018/index.html

飼育崩壊という言葉が耳に入ってくる昨今、飼い主は猫の一生に添い遂げる責任がある。ただ単に可愛いからと安易な気持ちで飼い始めて、飼育放棄をすることは許されない。世の中の猫と人が幸せな生活を送れるように、この記事が少しでも誰か役に立てばば幸いである。

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